プロラボホールディングス特別顧問
佐藤 尊徳 / Sontoku Sato
プロフィール
政治経済ジャーナリスト
明治大学商学部 卒業
同年4月に経済界入社と同時に、創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務める。そこで、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務め、各界の人たちとのインタビューで見聞を広めた。平成25年、22年間勤めた「経済界」を退職し、株式会社損得社を設立。電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。
一度の挫折から生まれたプロラボホールディングス
佐々木会長に出会ったのは私が経済界の役員に就任した22年前のことでした。
その時はバブル末期で倒産していく会社も多くあったのですが、佐々木会長は当時ベンチャーの走りと言われていたベンチャー三銃士のエイチ・アイ・エスの澤田さん、パソナの南部さん、ソフトバンクの孫さんと肩を並べるんだと豪語されていました。
元々佐々木会長は広告事業を主軸にビジネスをされており、その中で手掛けた美顔石鹸nクライアントの施策が非常に成功したが為に、その親会社から「儲かるからエステティック事業のフランチャイズをやってみないか」と声をかけられ、エステティック事業を始められたそうです。しかし、そのエステティック事業はあまり利益にならず、次第に上手くいっていた広告事業の資金繰りも厳しい状況に追い込まれていきました。
広告や企画で他社のお手伝いをしてきたプロラボですが、その失敗経験がきっかけとなり「自分たちがメーカーになろう」という方向性を決め、BtoCではなく美容サロン向けに販売するBtoB事業に転換することとなります。
そこから美の本質を追求した製品を開発し続け今日に至る訳なのですが、「お金のため」でなく、「誰かのため、何かのため」という大義がないと人はついて来ないし成功しないという考え方が佐々木会長の根底にはあります。一度失敗している人でなければその考え方は身に染みて分からないことだと思うので、そのような意味では失敗した経験があったからこそ今のプロラボがあるとも言えます。時には慎重になり過ぎているのではないかと思う時もありますが。(笑)
佐々木会長とは22年間の付き合いですが、今が一番お互いの距離感が近い関係かもしれません。最近では経営者ならではの弱みや、同じ業者の方には話せないような悩みを本音で話し合うことで心配事がプロラボの経営に支障を来たさないよう、佐々木会長の聞き手役を担っています。私が経済界という会社で様々な会社、政治家の方と話をしてきた経験があるからこそ、それが私の特別顧問としての価値であり、プロラボに貢献できる部分であるという自負があります。
行く道さえ間違えなければ、プロラボは将来的に100億円の利益を出す会社となり、ひいては市場全体を牽引し、業界そのものを大きくアップデートしていくことができる。そのような可能性を秘めた会社であると考えています。