コンセプトサロンのカウンセラーに聞いた、子どもを預けてでも働きたいと思える理由とは

今回インタビューするのは、銀座のコンセプトサロンでカウンセラーとして働く安永里絵さんです。
早速ですが、お仕事内容を教えていただけますか?

仕事のメインはカウンセリング業務です。
来店されたお客様に悩みや食習慣をヒアリングし、一人一人にあった商品をご提案します。他にも、ドリンク提供があるのでキッチン業務や、マニュアルの作成、集客のための企画づくり、業務内容改善の施作の実施などサロンワーク以外も私たちの役割です。
といっても、2ヶ月前に復帰したばかりなので、現場の動きは少し変わっているかもしれませんが(笑)

復帰というと?

産休を1年ちょっといただいていたんです。

え、安永さんお母さんだったんですか!

娘が1人います。2015年4月に入社後、1年強サロンマネージャーを務め、妊娠したので1年産休に入り、今年の4月末から復帰という流れでしたね。

育児をしながら働くのは大変ではないですか?

スタッフにも協力してもらっていますし、子どもをお迎えにいけるように9:30〜16:30の時短勤務にしていただいているので、かなり働きやすいです。会社には働き方のことで色々相談にのっていただいて、とても助かりました。

どういうことでしょう?

妊娠が発覚した時は、「仕事はどうなるんだろう?」と咄嗟に思いました。子どもを最優先と考えつつも、この仕事は続けたいと思っていたので・・・。

仕事がお好きなんですね。

そこで、上司の花塚さんに相談しました。花塚さんもちょうど産休明けというタイミングで、親身に話を聞いてくれたんです。「子どもとの時間を大切にしてね」とまず言ってくれたのでホッとしました。そして、「産休、育休をしっかりとってね。でも、週2、3日勤務でも良いから、安永さんにはプロラボにいてほしい。安永さんが働きやすいように、一緒に考えさせてほしいな」と言ってくれたんです。

上司がすでに産休・育休制度など利用していると説得力がありますね。

「前の感覚を取り戻すのは意外と時間がかかるから頑張ろうね」と笑いながら言われた言葉の意味を今ヒシヒシと感じています(笑)復帰を快く受け入れてくれたスタッフたちのおかげで、徐々に調子を取り戻しているところです。

出産しても戻ってきたいということでしたが、仕事のどんなところが好きなのでしょう?

ルーティーンワークではなく、創造的なところです。来店されたお客様へカウンセリングをする時も、どんなツールを使って説明すればもっと分かりやすくなるかを考えたり、どうしたら来店者が増えるか、もっと効果の出る販売方法はないかとスタッフ間でミーティングを行うなど、とにかく自分たちで試行錯誤して行動に移すことが多いんです。

月に一度行う全スタッフでのミーティング、ロールプレイング時の集合写真

今まで安永さんたちが考えたことってどんなものがありますか?

細かいのが沢山あるんですけど、例えば再来店を促す企画として、ファスティング中にも召し上がることのできるカフェインレスのコーヒーをプレゼントすると決めたり、管理栄養士の資格を活かして酵素栄養学に基づいたプチスイーツやスムージーの開発をしたり、店内のポップを手作りしたり。本社の広報や制作部からサポートをしてもらいつつ、毎月の目標達成のための行動などは現場で決めています。コンセプトサロンという前例がない取り組みに対して、かなり自由にやらせていただいていると思います。特に私が入社した当時は青山店の立ち上げを担当させていただいたので、スタッフたちと毎日あれこれ話し合いながら丁寧に仕組みづくりをしていきましたね。良い思い出です。

立ち上げ当時の写真

裁量の広さがやりがいに繋がるんですね。安永さんから見て、優秀なカウンセラーってどんな人ですか?

うーん、「また会いたいと思わせる人」でしょうか。カウンセラーは担当制なので、リピートしていただくほど売り上げにも繋がります。上手な人は、お客様との共通項をすぐに探して、信頼関係を築いていますね。メールの文面などもセンスがあるというか、気の利いた言葉を選べる人ですね。

なるほど〜!

上手な人には、ロールプレイングでお手本になってもらい、コツを伝授してもらっています。なので、販売経験がなくても不安に思う必要はありません。「売れる」「売れない」を考えると辛くなってしまいますよね。私は、子どもを預けてまで仕事をするという選択をした時に、「売り上げのことしか考えない販売員」にはなりたくないと思ったんです。それじゃせっかく働くのにやりがいが無いなって。

生活のためだけではない目的を持って仕事をしたいですもんね。

私たちが丁寧にカウンセリングを行うのは、商品を売りたいからではなく、お客様の健康を向上させたいと思っているからです。会社の方向性に「健康寿命の延伸」というブレない軸があるので、安心してお勧めすることができています。

納得できる商品を扱えることは仕事の納得感にも繋がるということですね。では、最後に安永さんの目標を教えていただけますか?

そうですね、うちの良いところは、スタッフがそれぞれの得意なことを活かして働けるところなんです。接客が得意な人もいれば、企画が得意な人、サロンのディスプレイを考えるのが得意な人、在庫管理が上手な人もいます。そんな多種多様なスタッフたちと一緒に、サロンをどんどん盛り上げていきたいなと思っています。

素敵です。安永さん、本日はありがとうございました!

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